9月19日住之江区民ホール(舞昆ホール)にて震災時に自分の子供を守るためのセミナー「防災パーティ」が開かれました。もしも被災したら、どうやって子供を守ることができるでしょうか?このセミナーは普段あまり意識しないこの問題について具体的な行動指針などが示されました。
前半は被災したときの心構えや、行動指針などについて、甲南女子大学の鈴木大介先生から、避難するときの移動方法や、避難所での過ごし方といった、つい見落としがちな事態についての示唆がありました。
テーブルには同じ避難地区の住民の方々がグループになり、ご近所さん同士で動くことの優位性を認識することから始まります。とはいっても初対面の人が多く、お互いの自己紹介から始まりました。
テーブル上に防災マップを広げ、避難場所や移動ルートを確認します。子供にとって危険なルートはないかなど、近隣住民ならではの地の利を生かした話し合いがなされました。
後半は、ママふぁん関西のスタッフから、非常食の種類や、食べる時の温め方などの実際的な講習があり、各テーブルでも実際にレトルト食品を温めてみます。
非常食は保存期間が長く、カロリー高めに作られています。パンの缶詰やレトルトご飯類、中にはチョコレート味のようかんもあります。試食の感想は「おいしいです。子供もちゃんと食べてくれます」と評価は上々です。
小さなお子さんを見守ってくれるコーナーも設置されています。ママたちが安心してセミナーに集中できるよう、子供子育てプラザの職員や、ボランティアの方々が活躍しています。2時間余りのセミナーで「被災したら、どうやってわが子を守るか」という新たな認識を心に刻んだことでしょう。
2017/09/21 カテゴリー:イベントレポート
by SUMI SUMI NAVI CLOVER STAFF