7月22日、23日の両日、住吉区民ホールでサマーアクトコンサート2017コンサートが行われました。このコンサートは住吉区と近隣の中学校の吹奏楽部とが、それぞれ持ち時間内で、個別に演奏するコンサートです。両日の最後を飾る演奏は大阪学芸高校です。
実は大阪学芸高校は吹奏楽ではかなりの強豪校で、昨年度は大阪府吹奏楽コンクール中地区大会で大阪府代表として銀賞、大阪府マーチングコンテストでも大阪府代表として、関西大会で銀賞を受賞するなど、近年目覚ましい成果を上げ、学内でも重点クラブに指定されています。
この吹奏楽部顧問の井上雄太先生は「漠然と楽譜通りに演奏しても、心地よい音楽にならないと思うんです。作り出したい空気感をイメージし、常に音楽は周囲を楽しくするものであってほしいんです」と生徒に指導しているそうです。
「130人を超える大所帯の吹奏楽部ですから、我々教師がすべての生徒にきめ細かく指導するのはむつかしい。どう演奏したいか、生徒が自主的にイメージしたものを演奏してみて、その場で全員で確認・修正していくという、トライアルアンドエラーの繰り返しです」とも付け加えてくれました。
演奏会では調和のとれた演奏力が感じられました。そして終盤へと進むにつれて、ステージ上で数人の生徒が立ち上がって手拍子すると、ほかのパートの生徒たちも次々に立ち上がって左右に体を揺らしながらリズムを取り始め、会場全体に楽しい空気が生まれました。これこそが、井上先生の指導される、音楽を楽しむということなのでしょう。
大阪学芸高校は、ステージの最後を楽しい雰囲気で締めくくってくれました。真夏の吹奏楽コンサートが身近に感じるものだったことが、来場客の楽し気な表情から読み取れました。
ホールを出ると金管楽器の体験コーナーが設けられ、観覧に来られた方々が、生徒の指導を受けながらサックスやトランペットの吹き方を教わっていました。
2017/09/11 カテゴリー:学校訪問
by SUMI SUMI NAVI CLOVER STAFF