2019/09/03 カテゴリー:シュライカー大阪
by SUMI SUMI NAVI CLOVER STAFF
Fリーグではシュライカー大阪がホームにヴォスクオーレ仙台を迎えました。シュライカーは、ここで勝ち点を挙げて優勝戦線に踏みとどまりたいところ。
この試合でFリーグで通算200試合出場を果たした、相井忍(10)が試合前に表彰された。
開始から互いにジャブの応酬だったが、試合が動いたのは、前半11分、稲田瑞穂(88)のゴールから。一度はポストに跳返されるも、そのリバウンドを自ら決めた。
シュライカー大阪の2点目は、前半12分、前鈍内 マティアス エルナン(9)の右足から生まれた。1点目を奪った直後だっただけに、仙台には痛手となった。
先制点の後、追加点を挙げて有利な試合展開に、スタンドのファンも大いに盛り上がった。
この試合の見どころの一つは、田村兄弟の対決。仙台の田村研人(8)は、シュライカーの田村友貴(18)の兄。自陣ゴールからゲームを組み立てようとする弟友貴へチャージを駆ける兄の研人(背中の8)。
2年前まで、シュライカー傘下のカオスフットボールクラブの監督として、子供たちを指導していた仙台の加藤翼(19)。現役復帰して元気な姿をファンの前に見せてくれた。
仙台の田村研人(8)は、シュライカーに傾きかけたゲームをディフェンスから立て直した。加藤、稲田らのゴールを未然に防ぎ、チャンスボールを前線に供給するなど、大車輪の活躍を見せた。
後半7分、仙台の田村の同点ゴールで、仙台は一気に息を吹き返した。シュライカーは、故障中のアルトウールの不在が大きく響いてしまった。
同点に追いつかれた後半、怒涛の攻めを続けるシュライカー大阪。ドゥドゥ(98)も強烈なシュートは放つが、仙台GKのファインセーブに阻まれる。
相井忍(10)はFリーグ出場200試合を何とか勝利で、の思いから意欲的にドリブルで攻め上がる。しかし仙台も戻りが早く、ゴールネットを揺らすことはできなかった。
仙台の森村孝志(9)も加藤未渚実や相井忍らをしつこくマークし、思うようにシュートを打たせないディフェンスが光った。
後半のタイムアウトでは、劣勢のシュライカーを盛り上げようとSHAKERSによる懸命のチアが繰り広げられた。
相井忍の200試合出場記念を、勝利で祝いたかったシュライカー大阪は、残り2分でパワープレイに出た。しかしこれが裏目となり、決勝点が自陣のゴールに吸い込まれていった。優勝争いから一歩後退する、手痛い敗戦となった。
Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第15節 (大阪市立中央体育館)