2021/04/27 カテゴリー:イベントレポート
by SUMI SUMI NAVI CLOVER STAFF
さくらの季節から木々の緑が日々濃くなってきました。住吉公園で開催のマルシェも活気を帯びてくる頃なのですが。
コロナ渦で、今日明日にも緊急事態宣言が発令される、という状況では、マルシェへの人出もまばら・・・・そんな中でも気になった店舗がありました。
「HOT SOAUCE BAR」。店名そのままに、取り扱っているのはスパイシーソースの数々。その中でもマイルドなソースもあれば、辛さが追いかけてきて口から火が出そうなソースもなど、スパイシー好きにはたまらないかも。
スパイシーなHOT SAUCEの数々。オーナーがニューヨークで見つけて衝撃を受けたらしく、これを日本で販売したい、との思いからビジネスが始まったそうです。
店主は主に東京で販売し、大阪を任されているのは長尾智恵さん。マルシェのようなイベント会場のほかにネットでも販売しているそうです。
こちらは麴の製品を扱っている「小太郎農園」。岸和田で野菜などを栽培している農家さんです。店舗へ卸していたそうですが、生鮮野菜の廃棄の多さに、困っていたところ、発酵食品ならいけるのでは、との思いから扱い始めたとか。
ずらりと並んだ発酵食品の数々。食材が長持ちする上に、体にもいいとあって、思い切って商品構成を大きく方向転換したそうです。
目を引いたのは、みかんやレモンの麴ジャム。珍しいジャムながらも口当たりはよく、普通にジャムとして食しても違和感はありません。寝かせる日数によっては、フレッシュさをもっと出せることもできるとか。
ジャムのほかに麴のスムージーもありました。これも言われなければ麴とは気づかないほど滑らかな触感です。特に梅のスムージーは、梅独特の酸っぱさもあまり感じることなく、スッと飲める衝撃の飲み物でした!
すみすみマルシェ
住吉公園 花と水の広場にて毎月第4土曜日に開催
主催:すみすみマルシェ実行委員会
後援:大阪府、住之江区役所
2021/04/14 カテゴリー:NTTドコモ レッドハリケーンズ
by SUMI SUMI NAVI CLOVER STAFF
リーグ戦最終節ではとんでもないドラマが待っていた。王者神戸製鋼相手に互角以上の戦いを演じたレッドハリケーンズ。最後はあまりにもドラマチックな幕切れだった。NO8杉下暢は小兵ながら、大柄な相手にも果敢にタックルに行く。チームに勇気を与えるプレーヤーだ。
試合が盛り上がったのはこのトライから。前半14分、神鋼ボールのラックをターンオーバーし、右に展開したレッドハリケーンズ。TJが右にフォローするマーシャルとともにディフェンダーを幻惑し、そのままゴールに飛び込んだ。10-7と逆転する。さあ、TJ劇場が始まった。
前半33分、神鋼のラックをまたもターンオーバーし、左へ展開、背後へのゴロパントを、左WTBマピンピ(11)が相手FBより一瞬早くゴールで抑えた。レッドハリケーンズが攻撃のリズムに乗ると、この人の決定力が生きてくる。
岡部に代わって入ったPR西川和眞(17)は、ボールをつなぎ攻撃を継続する。レッドハリケーンズはキックを使わず、できるだけボールをつなぐプレーが多く見られた。西川はディフェンスでもいい働きをしていた。
神鋼のライン攻撃に猛然と襲いかかるレッドハリケーンズのFW陣、HOフランコマレー(2)とPRの杉本 達郎(18)。西川(17)も含めたフロントローが躍動した。FW、BK一体となった迫力あるディフェンスが、試合を盛り上げた。
敵陣へ攻め込み、ペナルティを得ると、迷わずレフリーにPGを告げるTJ。今やすっかりチームのリーダーだ。トライを奪うだけでなく、再三のピンチを救うディフェンス、チャンスを広げるランなど、今日も大車輪の活躍。
右WTB小林正旗(14)のプレーも光った。前半には神鋼のWTB山下のトライを防ぐ好タックルは、この試合にかけるチームの心意気を感じさせた。後半22分にはFBマーシャルとのコンビでトライを演出した。
FBトムマーシャル(15)は、トリッキーな動きで相手ディフェンスを何度もチャンスメイクに絡んだ。後半22分には右オープン攻撃から神鋼ディフェンスを突破し、右WTB小林(14)との連携で見事な逆転トライを奪った。
後半30分神鋼ゴール前で攻め続けるレッドハリケーンズ。神戸も必死のディフェンスでこらえたが、たまらずペナルティ。完全にペースをつかんだレッドハリケーンズ。
ようやくチームに合流したSOのマーティバンクス(22)。PGを得るとこの人の存在が頼もしい。後半から登場し3PGを決めた。特に後半34分のPGはリードを5点差に広げ、神鋼を追い詰めた。
ディフェンディングチャンピオン神戸製鋼を最後まで苦しめ、見ごたえあるゲームを演じてくれたレッドハリケーンズ。力を出し切った晴れ晴れした表情に、スタンドからも惜しみない拍手が送られた。次はプレーオフトーナメントだ、がんばれレッドハリケーンズ!
2021/04/06 カテゴリー:NTTドコモ レッドハリケーンズ
by SUMI SUMI NAVI CLOVER STAFF
桜吹雪の中、万博球技場ではレッドハリケーンが、前節に続いて強豪相手に好試合を展開。詰めかけたラグビーファンを堪能させた。ヤマハFB五郎丸のタックルを振り切って前進するLOのローレンス エラスマス。
レッドハリケーンズの今期の活躍ぶりを知るラグビーファンは、この日も期待大。試合が進むにつれて期待にたがわぬ好試合となった。
強さを見せた右WTBのラリー スルンガ(14)難しいキックパスをキャッチしたり、ディフェンスを切り裂く突破でもチャンスを作った。ヤマハFB五郎丸の裏へキックして前進を図る。
FBに入ったスピードスターのマピンピ(15)。その脚力を十分に生かせるシーンはなかったが、ステップで相手ディフェンスを突破したり、好タックルでピンチを救ったりと身体能力の高さを披露した。
ヤマハに連続トライを許し、消沈するチームに声をかけるTJ。このリーダーシップがなかったら今年のレッドハリケーンズの躍進はなかっただろう。数分後には、反撃開始となるトライが生まれたのだから。
前半20分、ラインアウトからのモールで、ボールを持ったPR北島大(3)。味方のサポートを受けて、強烈な押しで勢いよくヤマハゴールへなだれ込み、反撃の狼煙となるトライを奪う。
好試合を演出した立役者の一人、SOの川向瑛(10)。司令塔としての働きは試合ごとにチームにフィットしてきた様子。キックパスなどの狙いも悪くなかった。タックルを交わしてゲインし、チャンスを作る。
後半8分、PKを得たレッドハリケーンズは、TJが仕掛け、フォローした左CTBサミソニ トゥア(12)が抜け出してトライ。ゴールも決まり17-33と反撃開始。
この試合最も観衆を沸かせたのは、きっとこのプレー。後半11分、LO ローレンス エラスマス(5)は、ラックからボールを持ち出し、自らキック&チェイス。これがスッポリ自分の手に入り、相手ディフェンスを引きずりながらポスト下へトライ。2メートル123kgの巨漢が70mを走り切った。ゴールも成功し、21-33とさらに追い上げる。
後半CTBで登場したパエア ミフィポセチ(22)。体格を利したパワフルな突進でゲインラインを突破し、攻撃の起点を作った。
後半26分、ヤマハゴール前に迫ったレッドハリケーンズ。ミスでチャンスを失いかけたが、相手NO 8クワッガ・スミス(右)にボールを奪いにかかるTJ(9)。この試合ではTJ劇場で演出するというほどではないが、ここぞというプレープで存在感を見せた。
大柄な選手が多い中、身長170cm、前キャプテンの左WTB茂野洸気(11)。目立たないが、相手に流れを渡さない堅実なプレーが光った。
終了間際、ヤマハゴール前で猛攻撃を続けるレッドハリケーンズ。ここで取り切れれば4トライ&7点差以内の敗戦で2ポイントを獲得できたのだが、ヤマハも必死のディフェンスでゴールを割らせなかった。
結果は21-33の敗戦。しかし前節に続き、またも強豪相手に好ゲームを演じたレッドハリケーンズ。最終戦はまたも強豪の神戸製鋼。毎試合メンバーを変えながらの試行錯誤だが、着実に地力がついている。見据えているのはプレーオフトーナメントだ。がんばれレッドハリケーンズ!