2023/01/23 カテゴリー:NTTドコモ レッドハリケーンズ
by SUMI SUMI NAVI CLOVER STAFF
ディヴィジョン3ではNTTドコモレッドハリケーンズが絶好調。LOヴィリー ブリッツ(4)はライオンの騣のような金髪をなびかせて、切り込み隊長の役割を存分に果たした。
試合開始からFW戦で優位に立ったRHは2分、ラックから左に展開してFB山本貫太(15)が左隅に飛び込みトライ、5点を先制した。
37分、マツダ陣10mのラインアウトからモールで押し込みH0原山 光正(2)が抜け出してトライ。前半終了間近の価値あるトライだった。川向のゴールも成功し15-0とリードを広げる。黄色いヘッドキャップの原山は攻守によく目立っていた。
マツダのオフサイドの反則に対してスクラムを選択したRH。今期はスクラムに自信を持っているため、こんなシーンがたびたび見られた。組合う直前のフロントローは、相撲の立会いのような緊張の瞬間。
60分、マツダ陣30m付近mからのスクラムからライン攻撃で最後はWTB鶴田諒(14)が右隅に飛込み、思わずこぶしを握りしめる。鶴田は74分にもダメ押しのトライを挙げる活躍を見せた!
ラインアウトでは確実なキャッチングを見せるⅬ0藤田達成(5)。藤田は相手ボールの時も競り合いでプレッシャーを与え続けた。
キックの安定感抜群のSO川向瑛(10)この試合では5本蹴って4本成功の80%、しかも角度のある難しい位置からのキックだけに価値がある。
マツダにゴール前まで攻め込まれ、決死のタックルで食い止めるRHのディフェンス。体を張ったプレーがチームを鼓舞する。
マツダのタックルを受けながらオフロードパスでうまくボールを生かすキャプテンのFⅬ杉下暢(7)。常にプレーでチームを引っ張った。
この試合のPOM(プレイヤーオブザマッチ)に選ばれたヴィリー ブリッツ。試合中の形相と違って、穏やかで優しい笑顔が印象的。
試合後、スタンドのファンの声援にこたえるRHの選手たち。この試合で開幕から負けなしの3連勝。ディビジョン3では頭一つ抜けた存在だけに、来季のD2への昇格が期待される。
ラグビーリーグ1 ディヴィジョン3:第4節
(ヨドコウ桜スタジアム長居)
NTTドコモレッドハリケーンズ43-21マツダスカイアクティブ広島