元旦の高校ラグビーは、3回戦が行われ花園ラグビー場第1、第3グランドでは有力校同士が対戦する好カードが目白押し。中でも逆転劇勝利を得た試合を中心にピックアップしました。後半、逆転トライで歓喜する天理(白第1グランド)
天理15-8石見智翠館(青=島根)互いにペナルティゴールで加点し8-8で迎えた23分、天理(白)はCTB土谷侑大がディフェンス裏にキック、インゴールに入ったボールを天理FB前田晃明が確保しトライを決めた。
終了間際、自陣からアタックを仕掛ける石見智翠館を低いタックルでしとめる天理。突破を許さない鉄壁のディフェンスが光った。
東海大大阪仰星22-7国学院栃木(3回戦第3グランド)昨年の決勝戦と同一カードで、両校ともに今年も優勝候補同士。前半は国学院栃木(紫)が攻め、仰星(青)が守るという展開で、国栃リードで折り返す。
後半に入ると、東海大大阪仰星が反撃に転じる。ボールを保持すると湧き上がるようなフォローでボールをつなぎ、敵陣に攻めあがる。パスの先にはいつも味方がいる。
東海大大阪仰星は後半10分に逆転すると、その後も攻撃の手を緩めず、終了間際には1年生FB吉田がダメ押しのトライ。2年続けて同一相手を破って8強進出を決めた。
京都成章26―7流通経大柏(千葉) (3回戦第3グランド)Bシード高同士の対戦。強力FWを要する流通経大柏(赤)に対して粘り強いディフェンスで対抗した京都成章(黄)
前半25分、京都成章のタッチに逃れるキックをチャージした流経大柏がそのボールをつないでFB小野塚勇太がトライ。先制点を挙げた。
前半ロスタイム、ラインナウトからのラックで間隙を縫って、タッチラインギリギリでゴールに飛び込んだ京都成章のSH香山創裕。前半終了間際の得点にガッツポーズ!香山は後半開始早々にも逆転トライを奪う活躍。
後半開始早々に逆転に成功した京都成章は、FW、BK一体となってどんどん攻撃を仕掛けた。また流経大柏を後半は零封してべスト8へコマを進めた。
大阪桐蔭(大阪第2)55-0東海大相模(神奈川)第1グランド最後の試合は、優勝候補の大阪桐蔭(紅)が東海大相模(青)を相手にして、前半からペースをつかんだ。皮切りは前半4分、PR浦出の先制トライ.
今年の大阪桐蔭の強みは強力FW。スクラムでは強力な押しで相手FⅬの出足を封じて、BKが攻撃を仕掛ける。この試合でも見事にそれが決まっていた。
FWが密集戦で有利に立ったことでリズムに乗った大阪桐蔭は、前後半一方的に攻め続けた。強力FW が威力を発揮し、どんどん陣地を進め、自慢のBK陣はグランドを自在に走り大量点を挙げた。
第102回全国高校ラグビー大会(花園ラグビー場)
(毎日新聞社、日本ラグビー協会、全国高校体育連盟、大阪府、大阪府教委主催)
2023/01/03 カテゴリー:スタジアムへ行こう
by SUMI SUMI NAVI CLOVER STAFF